広島県内農業ニュース

農業振興について意見交換/庄原市とJA庄原が協議

2017.01.31
県内農業

 庄原市とJA庄原は18日、農業振興などについて意見交換を行う協議会を庄原市内で開いた。庄原市からは木山耕三市長をはじめ副市長らが出席し、JAからは片島一平組合長ら常勤理事と関係職員が出席した。協議会は年2回開き、情報交換などを行っている。

 JAは12月末事業実績の報告や現在策定中の2017年度事業計画について、庄原市はTMRセンター設置についての説明を行った。食と農のイベント「庄原みのりの祭典‘21」の開催や比婆牛の生産拡大への取り組みについても協議し、今後も市とJAが一体となって農業振興に取り組むことを確認した。

 片島組合長は「昨年は3年ぶりに米の作況が100を超え、比婆牛については地域登録商標を取得し、園芸億産品づくりも順調に進めることができた。今年は宮城県で開かれる全国和牛能力共進会においてJA管内から全区での出品を目指し、引き続き園芸億産品の生産振興に取り組みたい」とあいさつした。

 木山市長は「比婆牛振興については私たちの努力が実り、大きな成果を挙げることができた。全共に向けて、引き続き比婆牛の魅力づくりにつなげ、JAとの連携を深めながら市の基幹産業である農業の振興を目指す」と述べた。
(庄原)