広島県内農業ニュース

向島トマト本格出荷/JA尾道市トマト部会

2017.07.05
県内農業

 おのみち・トマト本格出荷JA尾道市トマト部会が誇る大玉トマト「桃太郎ヨーク」の出荷が本格化している。尾道市向島町を中心に栽培されているこのトマトは、甘みと酸味のバランスがとれた食味で、1玉200㌘を超える肉厚さが特徴だ。今年は春先に乾燥傾向が続いたが、その分果実が引き締まり、良好な品質に仕上がっている。

 JA向島営農センターに出荷されたトマトは、JA営農指導員が形や傷の入り具合をチェックし、選果機を通って大きさや着色具合で判断され、階級毎に分けられる。同部会では今年のトマト出荷量を前年並みの310㌧と見込んでおり、全て県内に出荷される。
 同センターの岸田高幸営農指導員は「生産者の努力により、今年もトマトの品質は良い。今後トマトの出荷が続くと枝葉が疲弊して弱り、葉かび病などが心配される。適期防除や管理作業を呼びかけていきたい」と話していた。
(おのみち)