広島県内農業ニュース

広島野菜フェア盛況 大阪のスーパーで

2017.08.10
県内農業

 全農・広島野菜フェア盛況JA全農ひろしまは7月29日、大阪府吹田市のイズミヤ千里丘店で広島県産野菜を集めたフェアを行った。野菜産地としての認知度が低い広島県産の野菜を関西の消費者へPRし、店舗に対して新規商品の導入につなげるねらい。全農ひろしまの職員3名も売り場に立ち、来店客に声をかけて県産野菜の良さをアピールした。

 同店には現在、JA全農青果センターを通じて県産のアスパラガス、高野トマト、アンジェレなどを販売しており、今後も取引を増やしたいと考えている。昨年8月に初めて全農ひろしまの提案で県産野菜フェアを開き、今年4月には青果総合バイヤーを招いてアスパラガスの産地視察も行った。

 今回のフェアでは、高野トマトやこどもピーマンなどの試食を行った。興味を持った人には県内の野菜産地を絵で表したマップも使いながら産地や品目の特徴を紹介した。トマトを試食した来店客からは「味が濃くて美味しい」との感想が聞かれるなど好評で、フェア会場は広島の野菜を買い求める人で賑わった。同店での定番化に向けて商談中の「ヒバゴンネギ」「ボストンレタス」の売れ行きも上々で、バイヤーからは来年も同フェアを開いてほしいとの依頼も受けた。

 JA全農ひろしま園芸課の藤田雄平担当(29)は「広島の野菜を大消費地である関西でPRする絶好の機会。こうした取組みを通じて、県産野菜の販売を拡大したい」と意気込む。
(全農)