広島県内農業ニュース

第89回神石郡畜産共進会開く/JA福山市/神石郡神石高原町

2017.09.05
県内農業

 ふくやま・第89回神石郡畜産共進会開く神石郡神石高原町とJA福山市は8月25日、同町の旧油木家畜市場で第89回神石郡畜産共進会を開いた。子牛の部で滝口居志さんの「なをふく」が、成牛の部では大迫哲也さんの「はなゆり」が首席に輝いた。
 

 共進会には、郡内から肉用種種牛、第1区子牛の部に24頭、第2区成牛の部に19頭が出場した。個体審査と比較審査を行い、厳正な審査の結果それぞれの部で優秀賞と優良賞を決定。子牛の部上位4頭は、10月31日に三次家畜市場で開かれる第93回広島県畜産共進会に出場する。

 審査長を務めたJA全農ひろしま三次家畜市場の羽賀博之場長は「子牛の部で首席となった『なをふく』は、発育が良好で特に中躯の充実がすばらしく、体積、品位も申し分ない。毛の密度も優れ資質の高さがあらわれていた。他の生産者も管理が行き届いている。神石牛ブランドを広めるためにも生産者の管理技術の向上が必須」と講評した。

 子牛の部で首席を受賞した滝口居志さん(81)は「愛情を込めて管理し、神石郡畜産共進会子牛の部では3年ぶりの首席を受賞した。県の大会でも上位を目指してさらに管理を徹底していきたい」と抱負を述べた。
(ふくやま)