広島県内農業ニュース

地域のよりどころ助けあい組織新設

2017.11.21
県内農業

 JA安芸阿戸支店で10日、同JA初の助けあい組織「いきいき百歳クラブ」が誕生した。このクラブは、住み慣れた地域で誰もが安心して心豊かにくらし、健康寿命を延ばすことを目的として設立。同日に行われた設立総会には、同JA上野敏浩組合長等を来賓とし、約20人が出席。

 上野組合長は、「みなさんひとりひとりが健康になっていただくことそのものが地域の活性化につながると思います。支店を地域のよりどころとして、楽しく充実した活動の輪が広がっていってほしい」と設立祝いの挨拶を行った。

 このクラブの主な活動は、支店の2階会議室を利用し、毎週金曜日10時から介護予防のために体力をつける体操などを行う。参加者は「みんなで一緒に体操し、おしゃべりをすることが楽しみ」と話す。同JAはこのクラブが地域のよりどころとなり、きずなが深まる場となることで、アクティブメンバーシップの確立へつながるよう期待している。クラブの発起人代表今中扶美子さんは「地域が元気になるよう、みんなで手を取り協力して誰もが楽しみ健康づくりや生きがいの持てる地域社会づくりを行っていきたい」と話す。同JAでは、他の地域でも助けあい組織設立のために地域活動が発展するよう今後も全面的にバックアップを行っていく予定だ。
(安芸)