和牛の調教技術を継承 究極の技「碁盤乗り」初披露

庄原・調教技術を継承 「碁盤乗り」に挑戦(実業) 広島県立庄原実業高校の生徒が和牛の調教技術を継承しようと、技術習得に力を入れている。11日に行われた同校の文化祭では、飼育する「みゆき号」の「碁盤乗り」を初披露。碁盤乗りは、和牛調教で究極の技といわれ、成功すると来場者から大喝采を浴びた。

 調教技術の習得は、農業クラブで和牛研究部に所属する生徒6人が指導を受けた。和牛全共や花田植えで牛を引ける若者を育成しようと、市や広島県畜産技術センター、広島県北部技術指導所、JA庄原などでつくる地域農業振興対策調整会議・畜産検討班が2013年度から指導面で支援。毎月1回のペースで活動し、技術を磨いてきた。

 取り組みの成果もあり、今年は9月に開かれた第11回全国和牛能力共進会に第7区(総合評価群・種牛群)で県代表として出場。生徒の頑張りをより多くの人に知ってもらおうと文化祭で碁盤乗りを披露した。

 調教は、「みゆき号」が生後3カ月を過ぎた4月から行った。綱を打ち、牛に手綱が伝わる様、繰り返して練習した。碁盤乗りは、高さ15㌢のポプラの切り株の上に立たせることから始め、25㌢、35㌢と徐々に高さを変え、本番の2週間前に初めて碁盤に前後の足を乗せることに成功した。検討班によると「基本技術として前進、後退、左右旋回、静止の4つを教えた。活動時間が限られる高校生が碁盤乗りを習得できたことは珍しい」と話す。

 引手を務めた山中理子さん(17)は「牛の背後から、綱一本で乗せる予定だったが前からになった。私の緊張が牛に伝わったのかもしれない」と悔しさを口にした。

 地域の高齢化に伴い、和牛調教師も少なくなっている。同校では、伝統技術としての調教のノウハウを守り伝えるためにも、関係機関と連携を図り、技術者の育成を進めていく。
(庄原)

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