薬用作物トウキ、地域振興に期待/6次産業化に向けて実証試験中

広島北部・トウキ掘り起し 安芸高田市は、農地の有効利用と特色ある作物の栽培を通して、新たな農業の魅力づくりや産業起こしにつなげることを目的に、2015年度からJA広島北部と協力し「農産物6次産業化事業」に取り組む。特色ある作物として、加工用トマトや薬用作物トウキの実証栽培をする。トウキは、市内の農家2戸で9アール、4300株を栽培する。

 セリ科の仲間でセロリに似た香りが特徴、根の部分を生薬に使う。播種から収穫、調製・出荷までに2年間かかる。市地域営農課の担当者は「トウキは根だけでなく、葉の部分は薬膳料理や入浴剤にも使える作物だ。休耕田の活用や地域振興につながる」と期待する。

 同市八千代町の大久保美恵子さん(67)の畑約2アールで12日、市職員とJA営農指導員7人が参加し、トウキを掘り起こした。

 トウキの栽培は3年目になる。トウキは、堆肥と追肥を施用して、マルチを掛けて無農薬栽培した。大久保さんは「トウキは、草取りぐらいで管理の手間も掛からない。来年度も栽培したい」と意欲を見せた。掘り上げたトウキの株は、はぜ干して、根を湯もみして乾燥させる。JAでは来春、関西地区の仲卸業者へ契約販売する。(広島北部)

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