葉物の周年栽培とイチゴで安定出荷を維持

広島中央・人物紹介、井上龍二郎さん 就農12年目の東広島市志和町の井上龍二郎さん(43)は、小松菜などの葉物を中心とした野菜の周年栽培と、就農当時から取り組む冬場のイチゴを組み合わせ、安定生産を続けている。「農業は、日々の積み重ねがないと成功できない職業」と真摯に向き合い、地道な努力で経営の安定化を図っている。ハウス10棟(㌃)と露地20㌃で栽培。ハウス内には現在、真っ赤に完熟したイチゴが本番を迎えている。

 人気のイチゴは、毎年、試行錯誤を繰り返しておいしさを追及している。今期は、自動換気システムを備えて品質の向上と省力化を図る。品種は「さちのか」で、土耕で栽培。摘果して花数を制限することで1粒の果肉においしさが行き渡るようにし、真っ赤に色づくまでじっくり時間をかけて完熟させ、高糖度に仕上げてから収穫する。出荷は1月から4月末まで続く。

 井上さんは、31歳の時に起業を考えて脱サラし、実家の農地を生かした農業の道を選んだ。1年間、東広島市園芸センターで研修を受けて就農。農業が盛んな志和町で、誰も作っていない作物に取り組みたいと考え、イチゴの栽培を始めた。コープ東広島の地場野菜コーナーに年間を通じて出荷するようになり、就農2年目からは周年で葉物野菜を栽培。農業の経験がなかった妻の薫さん(47)が9年前から作業に加わり、龍二郎さんを支える。

 就農当時は補助金などの制度もなく、厳しい状況が3年続いた。失敗しても諦めず、どうすれば経営が成り立つのかをしっかり考えながら、がむしゃらに打ち込んだ。毎年の事業計画を入念に立て、どの時期にどの作物をどれだけ出荷すればよいのかを管理しながら徐々に売上を伸ばした。

 龍二郎さんは「今後も規模を変えず、2人の労働力で生産性が上がるように技術や品目を選定し、長く続けられる農業を実践していきたい」と将来を見据える。
(広島中央)

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