広島県内農業ニュース

白ネギ生産拡大/JA安芸白ネギ部会を立ち上げる

2018.06.05
県内農業

 JA安芸は2018年度、白ネギの本格的な生産拡大に取り組む。18年度の作付け目標220㌃を目指し、生産者を募る。白ネギは、広島県とJAグループ広島が県域重要6品目に定める一つで、JA間によるリレー出荷に取り組んでいる。同JAは、米に変わる主要品目として期待する。

 5月28日には、阿戸支店で「JA安芸白ネギ部会」の設立総会を行った。同JAが白ネギの部会を立ち上げるのは初めて。同JA小田原勝好組合長ら12人が出席。米の生産調整の見直しによる農業収入の低下や耕作放棄地の拡大などが懸念されてなか、部会を通じて、個人農家の品質の高位平準化に努め、農業所得の向上を図る。農家の生産意欲の向上を支援することで地域の活性化への貢献も目指す。

 現状では、水稲、園芸の生産者7人が70㌃での作付けを計画。収穫した白ネギはJAを通じて市場出荷や直販出荷する。

 部会長に就任した平木勝郎さんは「部会の結束力を高めて栽培農家の普及と白ネギの品質、収量の向上に取り組み、地域農業の活性化に繋げていきたい」と話す。(安芸)