広島県内農業ニュース

芸南農青連 グリーンツーリズム/独自で企画

2018.11.27
県内農業

 

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 JA芸南青壮年連盟は11月23日、農業の日帰り体験企画「グリーンツーリズム」を東広島市安芸津町で開いた。JA農青連単組主催は初めてで、県内の他JAの部員も参加。特産ジャガイモ「マル赤馬鈴薯」の収穫などを通して、農業や農村への理解を深めた。

 農業に興味のある人や就農を考えている人など21人が参加。部員の池岡賢一さん(43)のジャガイモ畑3㌃で作業し、約1㌧を収穫した。掘り取り機で耕やし、手作業で4規格に分けてコンテナに入れた。取れたてのジャガイモを使った酢の物やコロッケ、カレーも味わった。参加した日浦陽介さん(29)は「地域の農産物の作業を体験し、農家とも交流できたことで、就農への興味が強くなった」と話した。

 食と農、環境に触れ、農業への関心を深めるとともに、就農へのきっかけづくりにつなげようと企画。これまで長年、県域の広島県農協青壮年連盟で取り組んできたが、地域特産の旬に触れてもらおうと独自で開いた。JA広島中央、JA広島市、JA広島北部の部員ら10人も参加して協力。懇談会では、参加者と農業の魅力や苦労について話し交流を深めた。

 JA芸南青壮年連盟の甲斐直樹委員長は「農業の楽しさと苦労を知ってもらうことで農業者の仲間を増やしたい。特産品のPRにもなればうれしい」と意気込む。(広島中央)