大会宣言
JAグループ広島の持続可能な
農業・地域づくりに向けた取り組みへの応援を!
今、わが国では、行き過ぎた資本主義やグローバル化のもとで、激しい競争が繰り広げられています。市場における自由な競争は、私達の生活を便利で豊かにした面はありますが、一方では、国民の間に大きな所得格差を生み、都市と農村・中央と地方にさまざまな格差の拡大を生じさせるなど、社会の安定と持続性にとって負の側面も深まりつつあります。
こうしたなか、2015年、国連は、国際社会全体で環境・経済・社会の諸課題の解決を図るため、共に取り組むべき目標として「持続可能な開発目標(SDGs(エスディージーズ))」を採択し、その実現を担う組織の一員として協同組合を位置づけています。
私たち、JAグループ広島は、本日、今後3年間のグループの事業・活動の基本方針を決議する「第28回JA広島県大会」を開催しました。そこでは、基本目標として掲げた、「農業者の所得増大・農業生産の拡大」と「地域の活性化」に係る施策の実践を決議するとともに、このSDGsに基づく活動に取り組み、持続可能な社会づくりに向けた役割の発揮をめざすこととしています。
これは、私たちJAグループ広島が、「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」として、持続的な地域農業と豊かな地域づくりを進めるとともに、環境・経済・社会の課題解決に向け、協同組合としての社会的役割を発揮したいという決意を込めたものです。
私たちは、これからも、「地産地消運動」等の一層の展開を通して、県民の皆さんの信頼に応える安全・安心な農畜産物の安定供給に力を尽くすとともに、人と人の絆を深める活動を通して、安心して暮らせる心豊かな地域づくりを進めていきます。
県民の皆さんには、持続可能な農業の振興と豊かな地域づくりに向けたJAグループ広島の「考え方」と「決意」をご理解いただきますとともに力強いご支援をお願いいたします。
平成30年12月17日
第28回JA広島県大会