広島県内農業ニュース

キュウリが本格出荷/味・香りともに上出来

2014.03.04
県内農業

 福山きゅうり出荷組合は、自慢のハウスキュウリの出荷を始めた。福山市新涯町を中心とする農家4戸で構成する同組合では現在、加温ビニールハウス約0.8㌶で栽培。丹精込めて育てるキュウリは鮮度抜群で、味、香り申し分ないと市場で好評を得ている。また、JA福山市直営の産直市にも出荷しており、地元産の安全で安心なキュウリが利用者にも人気だ。

 年明け以降に寒さが増し、影響が懸念されたが、農家の徹底した温度管理によって順調に生育。良質でみずみずしいキュウリに仕上がっていると生産者も太鼓判を押す。生産者は一本ずつ丁寧に収穫したキュウリをコンテナに入れ、同JA川口グリーンセンターの集出荷場に搬入。隔日出荷で、一日平均600㌔が集出荷場に並ぶ。その後、自動選別機で等級や階級別に仕分けて5㌔の箱に詰め、地元福山市や広島市の市場に送り出す。4月に入ると出荷のピークを迎え、6月下旬までの期間、同組合では約60㌧の出荷を見込んでいる。

 出荷組合の土屋勝組合長は「生産者が愛情込めたキュウリは、今年も申し分ない仕上がり。多くの人に、安全・安心なキュウリの味や香りを楽しんでもらいたい」と、連日の収穫作業に励む。

(福山市)