広島県内農業ニュース

渉外担当職員が農業実習

2014.04.30
県内農業

 JA呉育苗センターは、4月下旬から5月下旬まで、新採用職員4人と渉外担当者53人が交代で稲の育苗を担当する。渉外担当者の農業実習は、2014年度からの取り組みで、新採用職員は4年目。渉外担当者は、担当地域の生産者と直接取引することが多いにもかかわらず、実際に土に触れる機会の少ない者が多い。実習を通じ「農業を守る」意識を持たせるのが狙い。

 実習では、営農販売課の職員が指導し、ビニールハウス施設の保守や種もみの消毒から培土への種まき、灌水、生産者への引渡しまで一連の作業をする。

 本店営業課の蒲原直樹さん(36)は「苗の引渡しの際に生産者と言葉を交わす中で、普段得られない知識も学ぶことができ、今後の仕事にも幅ができる」と話した。
(呉)