広島県内農業ニュース

ミニトマトの少量培地耕栽培、拡大中

2014.05.27
県内農業

 安芸高田市高宮町の農事組合法人原田の郷は、今年からミニトマトの少量培地耕栽培に乗りだした。水稲育苗ハウス3棟(6㌃)に培地容器となる発泡スチロール製のブリ用トロ箱を敷き、点滴かん水方式で栽培する。持ち運びが可能なトロ箱栽培は、育苗後に遊休状態となるハウスを有効活用するのに摘している。法人は夏秋期の収入源としての期待と田植えや稲刈りがない時期の女性の労務創出となる。
労力軽減でき、生産者が高齢になっても栽培が長く続けることができるこの栽培方法は、市内で初めて試みだ。
 JA広島北部は、ミニトマトの産地拡大を目指し、水稲担い手農家や営農法人へ水稲育苗後のハウスを有効活用する少量培地耕栽培を進め、年々広がりを見せている。
 栽培方法は、①水や施肥量はタイマー制御で行うので手間が省け、収穫や芽かきなどの作業に集中できる。②培土は、もみ殻・ヤシ殻主体で3年間活用できるため、毎年の土づくりの手間が要らず、コストを抑えられる。③隔離培地の利用により、床の均平を保ったまま栽培が可能で、水稲育苗に支障がない。のがメリットだという。女性3人が管理・収穫を担っている。
 ミニトマトは5月と6月に苗を定植し、7月初めから収穫が始まる。作業にあたる桑岡ハル子さんは「作業の手間が省け、楽になるのはうれしい。水稲以外に野菜栽培に取り組むことで、女性に働く場ができ、やりがいも出る」と話す。栽培品種は「サンチェリーピュア」で、霜が降りる11月中旬まで収穫する予定だ。
(広島北部)