広島県内農業ニュース

土砂災害に負けない指導を

2014.08.26
県内農業

広島市安佐南区、安佐北区を襲った集中豪雨による土砂災害は、JA広島市の組合員の農地にも甚大な被害をもたらした。JA営農指導員は被害の翌日21日から被災地を巡回。聞き取りを通じて、被害状況の把握と併せ営農指導に当たっている。


安佐北区可部地区の山本豊子さん(67)は、家屋も床下浸水の被害に遭い、収穫目前のエダマメ、ピーマン、オクラ、ネギ、キュウリ、ナスなどの夏野菜が土砂で覆われた。水田にも土砂が流入しかん水。どこから手をつけたらいいものか分からない状況だ。営農指導員の木村一成さんは、水田は水路を確保しできるだけ排水に努め、深植え状態で酸素不足による生育遅延を避けるため、土砂の排出するようにと被害の状況に応じた指導をする。


同地区で稲作と野菜栽培をしている木谷富子さん(60)は「家の前の道路が分からないくらいの勢いで流れる水と、岩の転がる音に恐怖を感じた」と当時を振り返った。「元気でいられることに感謝し、復旧まで焦らずひとつずつ片づけていきたい」と話す。


山本さんと木谷さんは、朝市「よがんす可部 可部店」に出荷をしているメンバー。会員40人のうち6人が被害の報告があったが、会員全員の被害状況は不明。安否を気遣い、災害当日から営農指導員と共に会員7軒の畑を巡回した。
朝市の西川早栄子組合長は「お互い助けあいながら頑張っていけないといけない。災害により出荷量はかなり減少するが、元気を出して出荷してもらえるよう朝市は開きたい」と話した。
(広島市)