広島県内農業ニュース

「グリーンレモン」増産/産地と荷受会社タッグで特産販売

2014.10.15
県内農業

 産地の特産として振興が進むレモンの販売開始に合わせて、JA広島ゆたかは6日、メーンの出荷先となる広印青果で今年産の販売方針について打ち合わせをした。


 2014年産はJA管内で2900㌧(昨年2800㌧)と生産増を見込んでおり、また夏場以降に継続した降雨があったことで果実肥大が良く、「グリーンレモン」として出荷できる年内販売量も例年より多いことが予想されている。一方、広印青果の加工事業部「サンフルーベ」では昨年から拡販を目的に各店舗の需要に応じた細やかなパッケージ対応を始めており、将来的に増産が予想されるレモンの販売体制を強化している。双方の関係者は袋詰め作業の現場を確認し、産地側と荷受側との販売方針や出荷計画等を申し合わせた。


JAの横本正樹組合長は「レモンは農家経営の重要な柱として地位が確立しつつある。関係機関とも協力し更なる生産拡大と販売強化に努めたい」と話す。
(南部)