広島県内農業ニュース

介護セミナー 8JAが成果発表

2014.10.21
県内農業

 JA広島中央会は17日、広島市で第5回JAグループ広島介護セミナーを開いた。JA関係者の他、県や医療法人などの役職員約50人が参加。介護事業に取り組む8JAが「活動座位から考える自立支援」をテーマに研究成果を発表した。最優秀賞にJA広島北部訪問介護事業所の松本厚史さんが輝いた。その他、優秀賞にJA広島市訪問介護事業所「ほっと館」の住吉早苗さんとJA庄原デイサービスセンターひまわりの山本由美香さんが受賞した。

 最優秀賞の内容は、スタッフが「活動座位」の理解を深めることで、利用者や地域へ考え方を広める取り組みを報告した。松本さんは「目標に向い取り組んでいるところだが、自分たちが思うような結果はなかなか出ない。しかし、取り組みを続けることが大切と実感した。今後も地域と共に取り組んでいきたい」と意欲を示した。


 研究発表の他に事業所目標の設定を切り口とした「介護の目標の共有化」をテーマにパネルディスカッションもあった。コメンテーターのNPO法人介護研究会の国清浩史代表理事は、目標の共有化を具体的に達成できたかどうかを検証すことが必要だと指摘した。