広島県内農業ニュース

特選品「いしじ因島スマイル」/高単価販売による経営安定を目指す

2014.12.09
県内農業

 JA尾道市因島柑橘部会は、付加価値を付けた商品を開発することでかんきつでの経営安定を図り、後継者が就農したいと思えるような経営モデルを作ろうと「いしじみかん」の特選品「いしじ因島スマイル」に取り組んでいる。

 生産部会員の中から園地査定の結果6人を選出し、いしじ因島スマイルグループを立ち上げた。

 商品名「いしじ因島スマイル」の栽培は、被覆資材を畑全面に敷き水分をコントロールする。特に8月下旬に乾燥ストレスを与えることで糖度を上げ、樹ごとに糖度、酸度、食味を徹底管理する。

 今年は天候不順による日照不足もあったが、生産者の努力により糖度が平均13.5度に仕上がった。高いものでは糖度18度を超えるものもある。

 「いしじ因島スマイル」は樹ごとに味査定し、生産者が合格とした樹ごとにコンテナに収穫する。JA因島営農センターに出荷し、検査員が手作業で等階級を仕分け、5㌔の段ボールに箱詰めする。8日の初出荷では、京都の市場へ1㌧出荷した。2014年度は、約3㌧を見込む。

 JA因島営農センターの岡野稲生センター長は「因島地域の果樹産業を維持していくための対策として、このプロジェクトを立ち上げた。生産者の所得アップをいしじ因島スマイルにより実現していきたい」と期待する。                                           (おのみち)