広島県内農業ニュース

新店舗開店へ向け準備着々/JA福山市松永ふれあい市

2015.03.10
県内農業

福山市・松永ふれあい市店舗 JA福山市松永ふれあい市が5月11日、店舗型の産直市として福山市金江町に新築移転する。新店舗は、JAが同町に新築移転する松永南支店の敷地内に併設し、約50平方メートルの売り場面積を確保。店舗外にも売り場を設置できるようにする他、駐車場も確保する予定だ。

 ふれあい市は3月現在、同市松永町の松永JA会館駐車場で毎週水曜日に開いている。テント4棟を使った臨時店舗だが、良質で新鮮な野菜が人気で、オープン1時間前から行列ができるほどファンが多い。天候に左右されやすいこともあり、以前より利用者や生産者から店舗型への要望があった。

 新店舗の営業時間は午前9時から正午まで。営業日を火・水・金・土曜日の週4日に増やし、利用者層の拡大も図る。安全で安心な新鮮野菜が並ぶのはもちろん、近隣漁協に依頼して鮮魚も扱う予定だ。

 現在の出荷会員は64人。出荷量を安定的に確保するため、会員数100人を目標に掲げ、生産者の募集や声掛けもしている。店頭が品不足とならないよう、12月に会員全体で野菜の植え付けをした他、3月中・下旬も同様に実施する。今後、珍しいものや周年栽培が可能な野菜など、目玉となる農産物の取り組みにも力を入れる。

 ふれあい市の落合節美部会長(71)は、「ふれあい市の成長には、声掛けが欠かせない。取り扱う品目の調理方法やおすすめ料理など、細やかな応対ができるふれあい市を目指したい」と準備に励んでいる。生産者と触れ合える人気のふれあい市の新店舗に、利用者の期待も高まる。

 松永ふれあい市の会員募集に関する問い合わせは、JA松永グリーンセンター担当:松岡、(電)084(930)4330まで。
(福山市)