広島県内農業ニュース

「就農塾」閉講/産直市、市場出荷に期待

2015.03.31
県内農業

広島北部・就農塾閉講式1 安芸高田市とJA広島北部が連携して開く、2014年度安芸高田市「就農塾」がこのほど、修了した。25人が受講し、1年を通じて野菜づくりの基本や販売管理の知識・技術を学んだ。

 閉講式ではJA営農部の戸田盟人部長が修了生に修了証を手渡した。戸田部長は「就農塾で学んだことを活かして産直市へ出荷してほしい。JAは営農指導などでサポートする」と激励した。同市吉田町から初めて受講した梶山ミチエさん(68)は「加工品にチャレンジして産直市へ出荷してみたい。来年度も友人を誘って受講し、さらに野菜づくりや加工販売の理解を深めたい」と意欲を見せた。

 同市では、主要産業として農業があげられるが、農家数の減少傾向が続き、就農者の高齢化などが課題となっている。

 就農塾は、一人でも多く農業の理解者を増やし、就農意欲を向上させることを目的に開講。講座は、野菜づくりや加工販売の基礎など。15年度の募集は4月から始める予定だ。
(広島北部)