広島県内農業ニュース

春芽出荷に力/JA庄原管内でアスパラガス出荷本格化

2015.04.21
県内農業

 庄原・アスパラガス出荷(横)JA庄原管内ではアスパラガスの春芽出荷が本格化している。アスパラガスはJAの園芸重点推進6品目の一つで、「庄原地力3+3(しょうばらぢからさんさん)」をスローガンに、販売高1億円を目指して生産者、関係機関と一体となり生産拡大に取り組んでいる。

 JAでは高収益が期待できる春芽出荷に特に力を入れており、作業のしやすさなど利点が多いことからハウス栽培を推奨している。

 庄原市田原町の今田佳弘さん(81)は栽培を始めて20年以上。ハウスと露地、合計32.7㌃で栽培し、ハウス栽培のアスパラガスは2月下旬から出荷を始めた。暖かくなるにつれハウス内は日中40度を超えることもあり、温度管理と朝晩の霜対策に最も注意を払っている。太さ、長さとも十分な生育を見せており、毎朝収穫する。

 今田さんは「ハウス栽培は病虫害の被害も少なく生育が良い。子どももおいしいと言って食べてくれる」と話した。

(庄原)