広島県内農業ニュース

春作ブロッコリー出荷

2015.06.03
県内農業

広島北部・春作ブロッコリー JA広島北部管内で5月下旬から春作ブロッコリーの出荷が始まった。6月上旬にはJA元気野菜総合集出荷場で共同選果も始まり、6月中旬にピークを迎え、出荷は下旬まで続く予定だ。今春は、40戸が4.8㌶を栽培。定植後の霜の被害が少なかったため、全体的に順調に生育し、10万玉を県内市場、スーパー、安芸高田市給食センターへ販売する。

 安芸高田市高宮町で父母と3人でブロッコリーを11アール栽培する丸尾博史さん(27)は、鮮度を重視して朝収穫する。3月下旬の定植後、初期生育を促進させるため被覆材を使い、生育は良好だった。丸尾さんは「県内産のブロッコリーは今が旬。多くの人に食べてほしい」と話す。

 JA広島北部野菜部会のブロッコリーグループは、現地研修会を管内7会場で開き、適期の防除と圃場への灌水などを確認した。同グループは今後、秋作ブロッコリーの栽培に向けて、積極的に土壌診断に取り組む。併せて、バランスのとれた土づくりをすることで、無駄なコストを削減して、グループ一丸で品質アップと所得向上を目指す。
(広島北部)