広島県内農業ニュース

地元ケーブルテレビの番組好評 JA広島中央産直市の集客率順調

2015.06.23
県内農業

 広島中央・となりの農家ケーブルテレビ①東広島市エリアで放送している「カモンケーブルテレビ」でJA広島中央農産物直売所「となりの農家」の番組「JAまるごと旬情報」が人気を集め、集客増の効果を上げている。番組は2013年4月にスタート。番組の宣伝効果が大きく影響し、「となりの農家」の業績は順調で、14年度の来店数は約37万人と2年で24㌫増。売上高は3億7400万円と2年で32㌫増えた。

 店舗に並ぶ旬の農産物や店舗の情報を、ひと月に1本製作し、第2月曜日からの1週間、2時間おきに放送する。「となりの農家」の林幸生店長が番組構成を考え、出荷者の畑に出向き、店舗では目にすることができない栽培風景や生産者の苦労や農産物を使った料理の作り方も伝える。視聴者は、映像を通じて、一緒に畑へ行った感覚となる。明るい性格の林店長は、消費者に楽しく分かりやすく伝えたいとの思いから、ダンボールで作った野菜のかぶり物をかぶり、野菜のおいしさを伝える歌を創作し披露する。収録から放送まで時間を要するため、これまで伝えられなかった栽培期間や旬の期間が短い作物は、今年度から来年放送予定の内容を前もって撮影。より旬の情報を伝えられるように取り組んでいる。

 同テレビの番組審議会では「地元に密着したJAならではの番組で視聴者からは、楽しく農産物のことを知ることができる」と反響が多く好評だ。林店長は「生産者と消費者を結びつける番組にしていきたい。旬の時期を伝えることで、集客率アップにつなげていきたい」と意気込む。

(広島中央)

トメ