広島県内農業ニュース

県産の葉なし「橙」/荷受会社主導で需要創出 

2016.12.06
県内農業

 南部・橙の販売を企画間もなく県内から出荷が始まる年末年始のお飾り用「葉付き橙」の果実のみを商品化しようとする取り組みが始まっている。

 広印広島青果とJA広島果実連は、県内で「葉付き橙」を栽培する産地から葉が付けられなかった果実の販売依頼が増えていたことを受け企画。同青果加工事業部サンフルーベで商品開発を担当する藤井禎洋部長らの主導で香酸カンキツとしての果実特性や食味を調査し、同青果の販売担当者や同連職員らが参加して販売形態を模索した。

 結果、果汁には予想以上の旨味と香りがあることから、鍋物用ポン酢や膾用の酢、ハチミツドリンク等、家庭消費を促すレシピやPOPを添え、大きさごとに使いやすいよう小分けして販売することを決めた。

 同青果の小山隆之課長は「通常、企画外の扱いを受けている物でもアイデア次第で人気商材になる。産地からの声にアンテナを張り、前向きに受け入れて販売につなげたい」と話す。すでに県内スーパーでの採用が決まっており鍋物コーナーや鮮魚売場等で販売される。
(南部)