広島県内農業ニュース

【JA安芸】黒枝豆オーナー収穫スタート

2020.10.22
県内農業

 JA安芸は10月上旬、黒大豆枝豆オーナー制度の収穫をスタートした。管内の安芸郡熊野町では特産物として丹波黒種の黒大豆が全域で生産されている。同JAでは10年前より生産者が枝豆として食べられる状態まで育てた黒大豆を畑にある状態でオーナーに引き渡し、オーナー自らが収穫して新鮮な枝豆を味わうというオーナー制度を実施している。現在30㌃の圃場で2農家が生産する。黒枝豆は、通常の枝豆と比べてさやの厚みが14㍉と大粒で食べ応えがあり、甘みとコクが特徴で、「一度は食べてみたい究極の枝豆」として子供から大人まで人気だ。1区画10株から約5㌔以上の収穫ができ、今年は350区画分のオーナーを募集。収穫に訪れたオーナーは「収穫の喜びと新鮮な枝豆の美味しさを味わうことができ、毎年家族で収穫を楽しみにしている」と笑顔で話した。生産農家の中村圭造さんは「みなさん毎年この収穫を楽しみに来られる。収穫が始まるまで栽培管理が大変だが、みなさんの笑顔を見ると来年も美味しい黒枝豆を生産していこうと頑張れる」と話した。