広島県内農業ニュース

【JA福山市】新ショウガ出荷スタート

2020.10.28
県内農業

 福山市駅家町服部雨木地区の駅家生姜生産部会では、特産の新ショウガの出荷が順調に進んでいる。今年は、7月の長雨や日照不足、8月の高温などの影響で、やや小ぶり傾向だが、生産者のこまめな栽培管理により、特長のみずみずしさとまろやかな辛みが凝縮された上々な出来となっている。
 4戸が約40㌃で栽培。収穫したショウガは、同地区内の選果場に持ち込み、洗浄、選別した後は、150㌘ずつ切り分けてパック詰めにする。栽培履歴が確認でき安全・安心な農産物を表す「ふくやまSUN」ブランドとして、地元福山市場に出荷する。11月中旬まで作業は続き、今年は約3㌧の出荷を見込む。また、同地区がある駅家町服部は、「蛍の里」とも呼ばれ、山から湧き出るきれいで透き通った水を適度に含んだ同部会の新ショウガは、まろやかな辛みで市場での人気が高い。
 7㌃の畑で栽培する梅田昌宏さん(52)は「服部の新ショウガは繊維質が少なく、まろやかでどんな料理にも合う。丹精込めて育てた新ショウガを多くの人に味わってほしい」と笑顔をみせた。