ＪＡ福山市農業塾の神石高原会場は１１月中旬、第４回目の講座を開いた。実際のほ場を見学し、栽培している野菜や実践している栽培方法などを学ぶことを目的に、同塾生で神石高原町近田の馬屋原進さん（７１）のほ場を視察した。参加した塾生は、馬屋原さんの栽培のこだわりや心掛けていることなどの話を熱心に聞き、気になるところは写真に収め、積極的に質問して意見を交わした。
　馬屋原さんは「他の塾生の野菜づくりの課題や悩みの解決に少しでも役にたてればうれしい。私も栽培方法や対策などアドバイスをもらい参考になった」と話した。同塾の塾生で現地研修会に参加した塚尾智都子さん（７６）は「実際のほ場で、栽培している野菜などを見て話しを聞きとても勉強になった。教えてもらったことをぜひ参考にしていきたい」と話した。
　同塾は、新規就農者の支援や地産地消を図ろうと、ＪＡが毎年開講をする。今年は、管内６会場で開講し、神石高原会場では２８人が野菜や花などの栽培について学び、知識と技術の習得を目指す。