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【JA庄原】クレジット決済導入 JAグリーン・営農センター

2021.02.09
県内農業

 JA庄原は1日、生産資材を取り扱うJAグリーン庄原、JAグリーンこうぬ、東部営農センター、北部営農センターの4カ所にクレジット決済を導入した。利便性の向上で、集客増加や利用拡大を狙う。店舗では、早速JAカードなどのクレジットカードで支払いをする利用者の姿が見られた。
 従来、取引決済手段として現金または口座決済のみだった。組合員・利用者との対話の中で、生産資材店舗やクレジットカード決済の要望、意見が寄せられ導入を決めた。
 生産資材店舗では、生産者や部会員を中心に口座決済での供給処理が約7割を占める。一方で、近年は家庭菜園やプランター栽培などで手軽に野菜を作る人も増えており、現金取引は増加傾向にある。
 クレジット決済は、野菜苗や肥料・農薬、生産資材の当用供給分が対象。JAカードを利用すると、利用額の2%分のポイント付与を受けることができる。組合員には広報誌で紹介した他、店頭ではポスターで周知していく。
 滝本勝生産資材課長は「ポイント還元や割引サービスを活用し、利用者増加や生産コストの低減に役立てたい」と意気込む。