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【JA佐伯中央】ドローン防除に期待高まる

2021.03.11
県内農業

 JA佐伯中央は2月25日、ドローンによる水稲防除の説明会を大竹市のマロンの里交流館で開いた。
 ドローン防除は、防除の省力化、軽労化を目的にJA全農ひろしまを通じ2020年8月に同市栗谷地区で、試験的に8戸が実施した。21年は、同市栗谷地区と松ケ原地区の2地区で希望者を募り8月上旬と下旬、2回の散布を予定する。
 本格的な導入を前にドローンの飛行について注意点や液剤の散布方法、申込み条件など説明。昨年の水稲栽培についても振り返り、最も被害の多かったトビイロウンカの生態や被害の原因を説明し、今後の防除対策を指導した。参加した農家らは作業の省力化や軽労化のほか、ウンカやカメムシなど病害虫の適期防除にもドローンの活用を期待する。
 JAグリーン大竹の栗田翔吾営農指導員は「気温の高い夏場の作業は体に負担となる。ドローンの活用で作業の負担が軽減できれば。また、昨年のような大きな被害が発生しないよう情報発信を強化していく」と話した。