広島県内農業ニュース

若い力で産地に活気を/高野トマト部会が活動強化

2013.10.22
県内農業

 庄原市高野町で夏秋トマトのハウス栽培に取り組む高野トマト部会は、仲間づくりに力を入れている。JA庄原も栽培方法や販売情報を提供し、部会活動をバックアップする。20代、30代のUターン就農者も少しずつ増えており、産地に活気を呼び込んでいる。田部義弘部会長は「生産者数、栽培面積を増やし、若い力で強い産地にしていきたい」と意気込む。

 トマトは、JAが年間販売額1億円を目標に掲げる園芸振興品目の柱の一つ。JAでは生産施設などの整備を行う憶産品育成支援事業にも取り組んでいる。部会は、その生産振興の中核を担っている。現在、部会には11戸が所属し、計3・8ヘクタール栽培している。4年前から広島市場だけでなく、大阪市場にも出荷するようになり、それに伴って生産拡大への機運が高まってきているという。

 JAは「目合わせ会など部会員が集まる機会を多く設け、互いに情報を交わしたり、アドバイスし合ったりしている」とチームワークの良さを評価する。

(庄原)

 部会では、こうした機会を生かし、全員で何に取り組むかを決める。市場への輸送時にトマトが傷むのを防ぐため、9月から出荷箱に緩衝材を入れ始めた。JAは「出荷途中に新しい方法を取り入れたことは、今までにないことだ」と品質を重視する部会の取り組みを支持する。

 高野産トマトは、ほど良い酸味と甘みが特徴。肉厚で棚持ちが良く、市場からの評価も高い。今年から大手ハンバーガーチェーンの中国地方の店舗での取り扱いも始まった。店頭に産地名が表示されることから、部会では知名度アップ、産地理解につながると期待する。