広島県内農業ニュース

【JA三次】継続的取り組みで環境保全活動

2021.08.10
県内農業

 JA三次は、毎年春と秋の年2回、期限切れ農薬の誤使用や不法投棄の防止、環境や安全に配慮した農業を促進するために廃プラなどの農業用廃棄物の分別回収事業を行なっている。

 同事業は2002年から継続的に実施。JA職員は農家の委任を受けて回収、持ち込まれた廃棄物の適切な分別方法なども指導する。利用者の環境保全意識の定着にもつながっている。また、育苗箱やチップソー刃などの鉄製品はリサイクル品として処理している。

 

 今春は787件の利用があり、管内9会場で廃プラ約30.1㌧、農薬約1.2㌧、農薬空き容器約1㌧、小農機具約105台、農業用バッテリー14個を回収。利用者は「処分が難しいものを処理してもらえるので助かる」と話す。

 JA三次営農経済部経済課の矢上俊治課長は「環境に配慮した保全活動の一環として、地域で安心して農業を続けていただくために、今後も継続して取り組んでいきたい」と意気込んだ。

 

(三次)