広島県内農業ニュース

JA広島ゆたか「大長小町」が出番

2013.10.29
県内農業

 JA広島ゆたかは、JA大長選果場で高糖度の小粒ミカンを愛らしいキャラクターで商品化した「大長小町」の出荷が始まった。通常は規格外扱いとなる2Sサイズのミカンを有利販売しようと企画されたもので、光センサー選果機で糖度11以上かつ外観の美しい果実のみを専用の出荷容器に箱詰めして出荷している。広島市中央卸売市場では、レギュラーサイズ並みのキロあたり250円前後で取り引きされている。

 広印青果の飛田茂博部長は「これまで評価が低かった小粒ミカンの価値を高めることに貢献している。高糖度で濃厚な食味に加え、一口サイズの手軽さとキャラクターの可愛らしさから支持層が広がっている」と評価する。JAでは、キャラクターが印字された袋やリーフレット、POPなどを作成しPR強化をしている。12月末まで出荷する。

(南部)