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【JA広島中央】ハトムギ「あきしずく」収穫はじまる 広島・大和町生産振興組合

2021.10.19
県内農業

 三原市の大和町ハトムギ生産振興組合はハトムギの収穫を始めた。8月上旬の長雨や、9月の日照り続きで雑草が多く、葉枯れ病などの影響を受けたものの、丁寧な栽培管理で20~22㌧の収穫を目指す。

 2021年度は新たに1法人が加わり、21戸が、前年比6㌶増の約20㌶で作付け。収穫したハトムギは、JA広島中央が全量を買い取り、茶などに加工して販売する。

 同町とJAは1981年から転作作物としてハトムギの産地化に取り組んでおり、2001年に約30㌶まで増えた。雑草対策が難しく、高齢化などで生産が減ったものの、健康ブームで国産需要の高まりを受け、JAは2019年にハトムギを地域特産物に設定。新規就農者や法人などに栽培を呼び掛け、生産拡大に取り組む。

 品種は香りが高く、比較的に収量が安定している「あきしずく」。2020年産からは、乾燥もJAが担うことで、コストを約半分に抑える。乾燥したハトムギは、ティーバッグやペットボトルのブレンド茶「はとむぎ茶茶茶」などに加工して販売する。

 時末辰夫さん(87)は、前年度比10㌃増の30㌃で作付ける。水の管理、追肥、防除などの適期管理を徹底したことで、面積当たりの収穫量は、ほぼ例年通りを見込む。

 同組合の西川正和組合長(73)は「天候の影響は受けたものの、無事に収穫を迎えられた。来年は雑草対策を強化し、収量増を目指したい」と話す。