広島県内農業ニュース

耕作放棄地を再生 白ネギ収穫スタート

2013.11.19
県内農業

 安芸高田市高宮町の株式会社羽佐竹農場は、耕作放棄地となった水田の再生に力を入れている。昨年は、同町佐々部にある水田3.1㌶を整備し、水稲栽培に取り組み、今年は、新たに同市吉田町の畑83㌃を再生し、白ネギの栽培を手掛けている。

 同市では、高齢化や担い手不足により耕作放棄地が増加。荒廃地となった圃場の再生は農家の負担が多く、なかなか先へ進まないのが現状だ。そのような中、昨年から水田の再生に積極的に取り組んでいる同農場の松川秀巳社長は「自らの取り組みが荒廃地再生のモデルになればいい」と話す。

 11月上旬から吉田町の畑で白ネギの収穫をスタートした。1日に300㌔の出荷を目標。品種は、「ホワイトソード」と「関羽」で6月中旬に定植したもの。収穫して選果したものはJA広島北部を通じて、中四国のイオンや県外のスーパーチェーンに契約販売する。

 白ネギを担当する山崎正さんは「今年は、夏の猛暑日や長雨など収穫時期への影響は大きかったが甘くておいしい白ネギができた」と話す。収穫は、12月末まで行う。松川社長は「法人など生産者が一丸となって農業を守り、若者たちに魅力を感じさせるような農業経営で、地域の活性化を目指したい」と意欲を示した。

(広島北部)