広島県内農業ニュース

地元発の温州ミカン「いしじ」のPRを強化

2013.12.24
県内農業

【広島・南部】

 広島県発祥の温州ミカン「いしじ」の出荷が本格化したことを受け、JA広島果実連は販促活動を強化している。今年度に作成した大型のパネルやポスター、専用の袋やリーフレットを活用して提携店の売り場を演出し、週末ごとに職員らによる試食宣伝販売を行っている。県の特産として振興が進む「いしじ」の知名度を上げ、売り場を定着させるねらいだ。

 売り場を展開する天満屋の山下隆行バイヤーは「独特のまろやかな甘さが幅広い年齢層に受け入れられ『いしじ』指定での贈答需要が急増している。地元が誇る地元発の特産として消費を拡大したい」と話す。同連では今年度から「いしじ」の名称を前面に出した輸出事業も計画しており、25日から香港、台湾で1トンずつの果実を販売する。