広島県内農業ニュース

向島大玉トマト本格出荷化

2019.06.04
県内農業

尾道向島・トマト本格出荷JA尾道市トマト部会が誇る大玉トマト「桃太郎ヨーク」の出荷が5月末から本格化した。ピークは6月末までの約1ヵ月間。出荷先の県内市場では休市対応を行っており、生産者はトマトの出荷作業、尾道市向島町のJA向島営農センター選果場ではJA職員や検査員がトマトの選果、箱詰め作業に追われている。

 量販店などへのメイン出荷規格の4㌔㌘ダンボールやパック詰めの他、生産者手取り向上とマーケットインに対応して、赤みのついたトマトを手提げ袋に入れた新規格も出荷する。日量は1,000ケースを超える。出荷は7月末から8月上旬まで続き、300㌧を予定している。

 同センターの岸田高幸営農指導員は「天候も良く良質なトマトの出荷が続いている。今後は実への栄養が供給されて枝葉が疲弊し、弱ってくることなどが懸念材料。生産者には暑さに対する体調管理とともにトマトの適切な管理も行っていただき、最後まで高品質なトマトを出荷してほしい」と話す。

(尾道向島)