広島県内農業ニュース
【ひろしま・三原】女性部のサトイモ 産直市で大人気
2025.01.28
県内農業
JAひろしま女性部三原地区本部の中之町支部が栽培するサトイモがJA産直市やっさふれあい市場で人気を集めている。商品名は「おばさんのうまいも」で1袋500㌘入り280円。JAのイベントでも活用しており、サトイモ入り豚汁の振る舞いは来場者から好評だ。
同支部は料理や手芸教室、野菜の栽培講習会など、食や農、生活に関する活動に積極的に取り組む中、野菜の栽培を通して地域を盛り上げたいという思いで、2018年からサトイモの栽培を始めた。保水性と排水性に優れる中之町の休耕田を活用し、きめ細やかな管理の下、高品質なサトイモ生産・出荷に取り組んでいる。
パッケージには手書きのイラストを使い、親しみやすいデザインに。レシピを同封することで消費者のサトイモ料理の幅を広げる。おすすめのレシピは、素材の旨味と甘みを味わえる地元の定番メニュー「サトイモのポタージュ」。鍋にバターと玉ねぎを入れて炒め、茹でたサトイモと水、コンソメを入れて15分程煮る。ミキサーにかけて牛乳を入れながら混ぜ、塩コショウで味を調えたら完成。詳しいレシピは同JAのホームページで掲載する。
同支部の松本治美支部長は「栽培を通じて部員間の交流のきっかけにもなっている。消費者から喜んでもらえることが何よりうれしいので、愛情込めて育てたサトイモを是非味わってもらいたい」と笑顔で話した。