広島県内農業ニュース
【広島市】事業間連携により多様化するニーズに対応 支店相談員研修
2025.05.06
県内農業
JA広島市は4月15日、広島市安佐南区の同JA本店で2025年度の第1回目となる支店相談員研修を開いた。今年度の支店相談員研修はリモート研修も併用し、同JAの業務提携先である株式会社オフィスミツヒロより税理士を講師に招き、5回シリーズで相続にまつわるセミナーを開催。計7回の研修を行う予定。
同JAは今年度、総合事業体としてのメリットを最大限に発揮できる相談・提案体制の充実を図るため機構改革を実施し、営農指導業務と生活事業、総合相談事業を連携して推し進める部署として「組合員サポート部」を新設。事業間連携により農家組合員の多様化するニーズに対応していく。
研修に先立ち、同部の清水守部長は「質の高い相談活動を通じて、組合員、家族の満足度の向上に努め、『いつも身近な存在として必要とされ続ける組織』を目指していく。訪問活動を中心に、多様化するニーズに対応するため組合員サポート部と支店がさらに連携して取り組んでいこう」と呼びかけた。
今回の研修には、各支店から24人の支店相談員が参加し、同部の龍花聖二副部長から相談業務の重要性や相続ファーストアプローチなどについて講義を受けた。また、管内を5つのエリアに分け、エリアごとに担当する相談専門担当者のもとでグループディスカッションを行い、地域ごとに異なる相談活動の課題や具体的な業務について学んだ。研修に参加した白木支店の山下忠範副支店長は「今日学んだことを支店に持ち帰り日々の業務に活かしていきたい。しっかりと情報を共有し、安心して相談してもらえる体制を整えたい」と意気込んだ。