広島県内農業ニュース

【JA呉】ニンニク収穫ピーク迎える 呉市郷原町(くれし ごうはらちょう) 安全・安心にこだわる

2022.05.24
県内農業

JA呉管内の呉市郷原町(くれし ごうはらちょう)でニンニクの収穫がピークを迎えている。

藤沖学さん(55)の約1ヘクタールの圃場(ほじょう)は、ゴールデンウィーク明けから2週間で11万個を収穫した。

6月中旬からJA全農ひろしまの「とれたて元気市」や県内スーパーに年間を通し、出荷する予定だ。

収穫したニンニクは茎や根を落とし、乾燥させた後、皮をむくなど下処理をする。

出荷まで零下2度の保冷庫で保管する。

出荷前には再び加温乾燥し、芽止めや皮むきを行い個包装する。

冬の間に根をしっかり張ったニンニクは、拳大もある大玉だ。

甘みと香りが程よい。

低臭ニンニクのため、翌日に臭いが残りにくい。

藤沖さんは安全・安心な国産ニンニクを提供したいと土づくりにこだわる。

2020年6月に県の特別栽培農産物認証を取得した。

土壌は手づくりの発酵竹パウダーや有機質肥料を使用。

今年4月にはニンニクの乾燥、保管、作業をする倉庫を建設した。

来年は14万個の生産と農業法人設立を目指す。

藤沖さんは「今後も努力して郷原産ニンニクの安定した出荷を目指す。郷原町がニンニクの里になるとうれしい」と笑顔で話した。