広島県内農業ニュース

【JA広島市】米集荷・検査始まる

2022.09.08
県内農業

JA広島市は8月30日、広島市安佐北区の白木倉庫前検査場で、2022年産の米の集荷と検査を開めた。ウンカの影響は管内で見られていないものの、空梅雨による生育不良やイモチ病の影響が心配される中、初日はほぼ昨年並みの集荷、検査量となった。農産物検査員が米袋からサンプルを抽出し、銘柄、整粒や形質、被害粒や未熟粒の比率、含有水分量などを確認し、等級を格付けした。

 同JAでは、各地区の営農指導員からの水稲生育状況調査報告を定期的に取りまとめ、病害虫の発生状況などを「稲作特別情報」として、ホームページや同JA支店などを通じて随時発信し、管内の水稲生産者に向けて注意喚起を行ってきた。

 同検査会場の集荷責任者の土路生大樹指導員は「これから迎える集荷の最盛期に向け、引き続き病害虫に対する防除の指導を徹底し、刈り取り時期の適期を逸しないよう呼び掛けたい」と意気込んだ。

 同JAでは、11月中旬まで管内8検査場で検査を行う予定。