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【JA福山市】クワイ栽培の経験生かした自慢のレンコン 「FUKUYAMAふくふく市」で人気

2022.09.21
県内農業

 福山市山手町で野田雄二さん(68)が栽培するレンコンが、JAの農産物直売所「FUKUYAMAふくふく市」で、人気を集めている。福山市を代表する特産のクワイで培った技術をレンコン作りに活用し、歯応え良く粘りがあるレンコンを消費者に届ける。

 野田さんが農業を始めたのは33年前。クワイに興味を持ち、仕事をしながら栽培を始めた。その後、65歳の退職を機に就農。5年前に知人から種レンコンをもらったことがきっかけでレンコン栽培に取り組んだ。

 大量の水を貯めた約10㌃のほ場では、主に品種「備中種」を栽培。土づくりにこだわり、ほ場の水を循環させて、酸素や養分を十分に行き渡らせて、滑らかな土壌に仕上げる。収穫作業は8月上旬から始め、同直売所へ出荷。来年2月中旬まで出荷し、昨年より100㌔多い400㌔を見込む。

 野田さんは「水の管理を徹底したことにより、きめ細かな肉質に仕上がった。煮崩れせずにどんな料理にも合うので、ぜひ味わってほしい」と出来に自信を見せる。