広島県内農業ニュース

【JA広島中央】広島県南部の米「恋の予感」 2年連続特A

2023.03.14
県内農業

 

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日本穀物検定協会が発表した2022年産米の食味ランキングで、広島県南部の米「恋の予感」が、2年連続で最高ランク「特A」に選ばれた。「恋の予感」の生産・販売に力を入れているJA広島中央は11日、東広島市の直売所「とれたて元気市となりの農家店」で記念イベントを開催。JAの河野孝行組合長や職員が来店者に「恋の予感」のおいしさを伝え、米の消費拡大をアピールした。

 高温耐性品種「恋の予感」は、うま味成分が高く、あっさりとした味が特徴。冷めても硬くなりにくく、弁当などでもおいしさが実感できる。県産で「特A」は、21年、22年産米とも唯一となった。

 同JAは、地球温暖化を背景に17年に「恋の予感」を本格導入。23年産米は県内栽培の半分を占める約312㌶で栽培し、924㌧を集荷した。

 JAと同市は21年から、米コンテストを開くなどして食味向上を目指したブランド化に取り組む。「恋の予感」は、肥料の比較試験をして生育に適した施肥を生産者に指導。管内産「恋の予感」のオリジナルパッケージを製作し、PRする。

 記念イベントで同市産「恋の予感」300㌘入りを300人にプレゼント。精米(5㌔)と玄米(20㌔)、特別価格で販売した。

 河野組合長は「生産者の努力と関係機関の協力が実を結んだ。全国で評価されたことは、生産者の励みになる。次年度も特Aを取れるよう、生産者を支援する」と意気込む。