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【JA福山市】営農指導担当者の育成研修で営農指導を強化

2023.03.22
県内農業

 JA福山市は「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」の実現に向けて自己改革を実践する中、農業を営む組合員や利用者、新規就農者に対する営農指導力を強化しようと、職員の育成研修に力を入れている。

 2022年度は、入組1・2年目のグリーンセンター職員3人を対象に、昨年6月から3月までに全12回の研修を実施。ほ場での現場実習を中心としたカリキュラムで、同JA子会社の(株)JAファームふくやまの職員が講師となり、これまでに野菜の栽培管理やドローン防除、トラクターの使用方法など、実践を通じて知識や技術を深めてきた。

 3月中旬の研修最終日は、福山市神辺町のほ場に出向き、ビニールハウス栽培について学習。受講生は講師からアドバイスを受けながら、畝にマルチシートを張り、一定間隔に空けた穴にトウモロコシの苗を植え付けた。

 研修を終えた神石高原グリーンセンターの松尾育代さん(24)は「初めての経験が多く苦労したが、農業の楽しさを味わえた。研修を活かして、農家に寄り添いアドバイスができる営農指導員を目指したい」と意欲を見せた。