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【広島市】「手づくりみそ」で世代を越えた交流を楽しむ

2024.01.09
県内農業

 JA広島市レディースクラブ武田山支部は、同JA祇園支店で広島文化学園短期大学食物栄養学科が主催した「手づくりみそ」を使った料理教室に参加し、会員と大学生、同支店職員24人が世代を越えた交流を行った。

 大学生が考案したレシピは「味噌クリームパスタ」「味噌ハンバーグ」「味噌マヨディップ」「抹茶味噌蒸しパン」の4品。使用した「手づくりみそ」は、2023年1月に同支部が大学生に指導して作ったもの。その際に同支部の会員が大学生に「みそ汁以外にみそを活用できるレシピを提案してほしい」と呼び掛けたことがきっかけで、今回の料理教室が実現した。

 学生らは「家庭で簡単にできるアレンジ料理」をテーマに掲げ、8月頃からレシピを考案し始めた。市販のみそを使って試作を進める中、「手づくりみそ」との味に違いがあることが分かり、レシピを再考したり、分量を変えたり研究を重ねた。

 後藤奏苗支部長は「手づくりみそを作って20年以上になるが、洋風料理に活かすことはなく、若い人の発想はすごい。これからもお互いの良いところを吸収し合う場として交流を続けたい」と話す。2年生の東あおいさんは「料理の知識や知恵、段取りなど沢山のことを教わった。

 今後、就職したときなどに活かしていきたい」と話した。同支部と同大学は2024年1月に昨年に引き続き、会員が講師となって手づくりのみそを作る予定。