広島県内農業ニュース

【広島市】農のある暮らしを楽しもう!!

2024.03.05
県内農業

 広島市安佐南区の伴・大塚地区で農業関連のお困りごとを支援する協同労働グループ「アグリアシストとも」は、2月中旬、野菜づくりに興味がある方を対象とした「野菜づくりカフェ」をJA広島市伴支店で開いた。38人が参加し、これからの土づくりについて学んだ。
 同グループは、住宅と農地が混在し、農家の高齢化による耕作放棄地の増加、景観悪化や農地維持などの課題があるなかで、伴・大塚地区の農業を持続させることを目的に、同支店組合員が中心となり2018年に設立した活動団体。23年からは登録制の「野菜づくりカフェ」を開設。年3回、お茶を飲みながら楽しく学ぶミニ講座のほか、同地区の畑で野菜づくり体験や見学会などを行う。同JA伴支店も、月1回の定例会議に参加して情報を共有し、技術指導や運営へのアドバイスを行い、勉強会の開催や周知活動の支援などで連携を図っている。
 当日は広島市農業委員会事務局長の大畦裕之さんを講師に招き、堆肥や微生物の活動の重要性、また畑からプランターまでの土づくりについて詳しく説明した。同グループの西本正憲代表は「『野菜づくりカフェ』に、初心者の方から経験者まで広く参加していただき、楽しい野菜づくりをしていきたい」と意欲的だ。同支店岩井就支店長は「伴支店もアグリアシストともと継続的に情報交換・協力をし、伴・大塚地区の農業維持に努めていきたい」と話す。