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【広島市】季節限定の「笹木三月子大根」を販売

2024.03.14
県内農業

 広島市安佐南区の近菜高長朝市出荷組合は2月下旬、JA広島市安支店で広島の伝統野菜の「笹木三月子大根」を販売した。通常は約20個前後が朝市の店先に並んでおり、今回の特売では、その約3倍の65個を販売した。
 「笹木三月子大根」は、春に採れる「三月子」と丸い形と緻密肉質が特徴の「聖護院」を交配してできたダイコン。寒さに強く、甘くて肉質が密で煮くずれしないのが特徴で、サラダにはもちろん天ぷらなどさまざまな料理で楽しめる。訪れた川手慶子さんは「初めて食べた天ぷらの味が忘れられず、毎年この時期を楽しみにしている。早速、天ぷらなど調理してご近所に振舞いたい」と話した。
 毎週土曜日に同区の同JA高長コミュニティースペースで朝市を開いている同組合は、一度は途絶えかけた「笹木三月子大根」を朝市の特産にしようと2000年から復活させた。現在は約8軒で栽培している。生産者の高齢化も進んでいるが、地元小学校への栽培指導や給食への食材提供を通じて、地元の特産を次世代へ伝える活動も続けている。坂本尚子組合長は「近所の若い方にも声をかけ、少しづつでも生産者の裾野が広がるよう取り組んでいる。販売する際にもレシピを添えるなど、ひとりでも多くの人に『笹木三月子大根』を知ってもらい、後継者が続いてくれればうれしい」と意欲的に話した。