広島県内農業ニュース
【ひろしま・広島北部】ひろしま米でサンフレッチェ広島を応援!産地交流会
JA全農ひろしま・JAひろしまは販売者・生産者・消費者との結びつき強化を目的に産地交流会を行っている。9月20日には安芸高田市吉田町の「農事組合法人えーのー」の圃場で、地元プロサッカーチームのサンフレッチェ広島をお米を通じて応援しようと、同チームのアンバサダーを務める森﨑浩司さんをスペシャルゲストに招き、5月に植えた「サンフレッチェ応援米」の稲刈り体験会を実施した。
このイベントは(株)フレスタとJA全農ひろしま・JAひろしま広島北部地域が共同企画して今年で6回目の開催。(株)フレスタのスマイルカード会員限定企画で、県内の店舗でJA全農ひろしまが販売する精米商品を購入・応募して抽選で選ばれた親子16人と(株)フレスタの新入社員24人が参加した。
「サンフレッチェ応援米」は選手たちが練習拠点にしている同町で栽培された「あきさかり」を使用した、精米商品では唯一のJA全農ひろしまと同チームの共同企画商品。サンフレッチェユースが生活する三矢寮へも提供されており、売上金の一部は強化資金として使用される。体験会ではJAひろしま広島北部地域の営農指導員から稲の刈り方について説明を受けた後、ノコ鎌を手にしてバラバラにならないように気を付けながら慎重に稲を刈り取った。参加した広島市中区の吉島中学校2年生梁心海さんは「初めての稲刈りは予想以上に大変だったけど、自分で刈り取った稲穂がとても綺麗に見えた。稲をみんなで協力して全部刈り取ったときはとても達成感があってよかった」と話した。
JA全農ひろしまでは広島県や県内企業、団体・店舗などの賛同者と共に「ひろしま米はひろしま愛プロジェクト」を進めている。JA全農ひろしまの担当者は「地元のお米を食べることは地産地消として地元の食と農や自然環境を守ることにつながる。広島県産米をしっかり食べてもらいたい」と力を込めた。