広島県内農業ニュース
【ひろしま】農家講師に有機栽培学ぶ 小麦の栽培実習
2025.11.25
県内農業
安芸高田市にある県立吉田高等学校アグリビジネス科は10月31日、農業や農業経営への理解を深める「農業未来講座」の授業を開いた。安芸高田市で農業を営む「ファームもりわき」の森脇照美さん(72)を講師に招き、生徒9人が、小麦の有機栽培について学んだ。地元農家の知識や技術を吸収し、地域農業を担う人材の育成につなげる。
森脇さんは就農20年目のベテラン農家。約50㌃の畑でフェンネルやカブ、ビーツなど29種類のイタリア野菜を中心に栽培している。燻炭や牡蠣殻、消石灰などを使った自家製有機肥料や土壌改良剤を活用し、化学農薬・肥料を使わない有機栽培に取り組んでいる。
講義では、森脇さんが栽培管理や肥料作りの方法、小麦栽培のポイントなどを説明。生徒に、自身の畑で育てた小麦を使った手作りのパンを手渡し、自分で育てた作物を形にする楽しさを伝えた。
11月6日には、同校農場の2㌃で栽培実習をした。3年生11人が1人ずつ、長さ13.8㍍、条間50~60㌢の区画を担当し、森脇さんが採取した小麦の種を播いた。肥料の種類や播種量などの条件を変えて生育を比較しながら、2026年6月の収穫を目指す。
同校の堂庭刻歩さん(17)は「種が均等になるよう配分に気を付けた。どんな違いが出るのか楽しみ」と笑顔で話した。


