広島県内農業ニュース
【ひろしま】良質なトマト安定出荷 優良生産組織として表彰 高野町野菜組合とまと部会 広島中央卸売市場
2026.01.13
県内農業
中国四国地方の拠点市場である広島市中央卸売市場に上質な産品を安定出荷する生産組織を表彰する制度で、広島県庄原市の高野町野菜組合とまと部会が2025年度の優良表彰を受けた。歴史ある産地としてニーズを参考に作付けして、栽培技術を共有しながら品質と出荷規格を高位統一。「高野王様トマト」を前面に出したPR活動なども高く評価された。
産地は50年以上の歴史を持ち、1977年頃からハウスで夏秋栽培する。2003年には、安定生産に養液土耕システムを導入。現在は12人が4.2㌶で、7~11月に約380㌧を出荷する。
個選共販の部会は、県北部農業技術指導所やJAひろしまと月1回の会議で意識を統一する。生産拡大や高品質トマトの生産に向けて、肥培管理や病害虫予防、資材などの情報を共有。目合わせ会と出荷協議会には、市場関係者も参加して品質の高位安定に取り組む。
地産地消を基本に、新鮮なトマトを消費者に届けるためにブランドの確立やPR活動にも力を入れる。2023年には広島県産応援登録制度に「高野王様トマト」の名称で登録。スーパーのフレスタ(広島市)などで、のぼり旗や店内広告(POP)を使った販売促進活動も展開する。
高温対策に、県立広島大学と連携して情報通信技術(ICT)を活用した自作の環境モニタリング機器の実証にも取り組む。県や市、JAなどの担い手検討班で、産地見学ツアーを企画して担い手の育成にも力を入れる。
部会長の永田力将さん(42)は「生産者と関係者が一丸となった取り組みが評価され大変光栄だ。関係機関と連携して、市場や消費者に喜ばれる良質なトマトの出荷を続けたい」と話した。


