広島県内農業ニュース

新たな特産モモ「なつおとめ」 贈答需要に向けて品質アピール

2014.08.05
県内農業

 盆前需要期に出荷する新たな特産として期待されるモモ「なつおとめ」の出荷開始に合わせて店頭での販促活動が展開されている。「なつおとめ」はJA福山市竹尋果実部会(福山市神辺町)が産地を挙げて振興する品種で「あかつき」に「よしひめ」を掛け合わせて育成したもの。緻密でジューシーな果肉と濃厚な甘味が特徴で、日持ち性が良いことから盆前の贈答品種として注目されている。


 販売を担当するJA広島果実連とJA福山市は福山市内の百貨店やスーパーの提携店で売場を演出し、週末ごとに試食宣伝販売をしている。同連の池田貴之技師は「贈答用の引きあいも年々強くなり手応えを感じている。早期に消費者の認知を高め、特産としてブランドを確立させたい」と話す。8月中旬まで販売される。
(南部)